メリーランド州(英: state of Maryland、略号MD、 /ˈmɛrɪlənd/)は、アメリカ合衆国東部大西洋岸にあり、ワシントンD.C.に隣接して大西洋岸中部地域(en:Mid-Atlantic States)を構成する州の一つである。アメリカ合衆国50州の中で、陸地面積では第42位、人口では第19位である。人口密度が高い。南と西はバージニア州、ウェストバージニア州、ワシントンD.C.に、北はペンシルベニア州、東はデラウェア州と接している。
州名の由来は、当時、イングランド国内で禁じられていたカトリック信仰の擁護者的存在になったヘンリエッタ・マリア・オブ・フランス王妃(イングランド内戦・ピューリタン革命で処刑されることになるチャールズ1世の妃)の名前であり、イギリス植民地時代に彼女の栄誉を称えて名付けられた。当時、勅許で与えられた名前は"Terra Mariae, anglice, Maryland"だった。ただし多くの歴史家は、ジョージ・カルバートが1632年に死ぬ前に、イエスの母マリアに因んで名付けたと考えている。
州都はアナポリス市、最大都市はボルティモア市である。世帯当たり収入の中央値では50州の中で最も高い州である。