ミネソタ州(英: state of Minnesota)は、アメリカ合衆国中西部の北、カナダに接する州である。アメリカ合衆国50州の中で、陸地面積では第12位、人口では第21位である。前身のミネソタ準州から1858年5月11日に合衆国32番目の州に昇格した。東側はウィスコンシン州に、西側はノースダコタ州とサウスダコタ州に、南側はアイオワ州に接している。州の北東部はスペリオル湖に接し、ミシシッピ川は州北西部から南東に向かって流れ、州南東部ではウィスコンシン州との州境を構成している。
州都はセントポール市である。ミシシッピ川を挟んだ隣の都市であるミネアポリス市と合わせて「ツインシティーズ」と呼ばれている。州人口の60%近くがこの都市圏に住んでおり、交通、事業、工業、教育、行政の中心である。州西部にあったプレーリーは農業用地に変えられ、南東部にあった落葉樹林も伐採され農業に使われている。人口の少ない北部森林地帯は鉱業、林業およびレクリエーションに使われている。
ミネソタ州は社会と政治の方向が比較的多様なことで知られ、市民の意識は高く、投票率も高い。健康管理で評価され、識字率も高い。住民の大半は北欧とドイツから移民してきたものの子孫である。スカンディナヴィア系アメリカ人文化の中心としても知られる。近年は民族も多様化し、アジア系、アフリカ系、ラテン系の移民が増えて、ヨーロッパ系住民および元々のインディアンと混じり合っている。